Mon
09/17
2007
BeではなくDo
(10/5復元できた分のみ)
今更ですが「仮面ライダーカブト」を見終わったので、感想を。
全体を通しての感想は、ちょっと微妙。
面白い、と思うし、面白い、といわれる所以もよくわかる。
良かったところは……
とにかく、キャラがよく立っている(特に主役の天道)。全体の演技力も悪くない。
そして、時折挿入されるギャグは非常に面白い。
また主役の天道やひよりの作る料理、おばあちゃん語録は非常に魅力的。
(メモ。私の好きなおばあちゃん語録。
・病は飯から。「食べる」という字は「人が良くなる」と書く。
・悪魔の囁きは時として天使の声に聞こえる。
・子どもの願い事は未来の現実。それを夢と笑う大人はもはや人間ではない。)
しかし、
「大風呂敷を広げた末に最後が投げっぱなし」という白倉プロデューサーの欠点が現れてしまっている感が……
全体をさらっと触る程度に見るのだったら絶対面白いのだが、
深く理解していこうとすると、説明不足が多くて世界観や敵の設定が上手くつかめない。
結局のところ、この作品の長所も短所も全て、
主役・天道の性格設定(冷静沈着だが本気で自分が世界で一番偉いと思っている)
に起因していると思われる。
ヒーローらしからぬ性格は非常に魅力的だった。
しかし、その頭の良さから人より3つ先を読み、敵を倒すために他人に協力を仰ぐが、
ゴーイングマイウェイな性格ゆえ説明が足りず、
視聴者や2人目の主役である加賀美は目を白黒させながら
「まあ天道のやることだから、間違いはないんだろうなー」
と敵の正体や真意が表われるのを待つしかない。
しかし、終盤は子どもたちの大好きな戦闘シーンに集中してしまい、
なんだかもやもやしたものを残しながら一話終了、を繰り返してしまったような感じ。
語るに落ちる、でも困るのだが、
もう少し説明が欲しかった。
というか、もう少し天道ではなく加賀美の視点を取り入れるべきだったのだ。
視聴者は番組の大半を天道の目線で見なければいけないが、
ワームやネイティブ、ZECTへの理解度は加賀美と同程度なのだ。
また、終盤の展開が比較的駆け足になってしまったのは、
中盤の神代のギャグ話が長すぎたせいだろう。
「ラ・メーン」から始まるグルメ店競争は要らなかったし、包丁の話はどうでも良かった。
が。が!
私個人としては、この作品をひじょーーーに評価したい。
というのも第44話の天道の台詞
「お前はたまたまワームとして生まれてきた。それだけのことだ。俺はワームだから戦うんじゃない。人を殺め、小さな希望や夢さえも踏みにじる、そんなヤツらを倒すだけだ。お前がどんな悪いことをした?」
が、この作品を象徴する言葉だと思うから。
……つまり、BeではなくDoである。
これは神代の最期の選択に通じる。
「龍騎」の最後を締めた「この戦いに正義はない。そこにあるのは純粋な願いだけである」も名言だったが、
こちらも名言。
多少説明不足であろうと、キャラがぶっ飛んでいようと、
この姿勢で作られた作品である限り私は評価したい。
それに、「カブト」は「剣」・「響鬼」の失敗直後の作品だ。
「カブト」はライダー35周年記念作品であったが、
下手をすれば平成ライダーシリーズの〆を飾る作品になる可能性が高かっただろう。
筋がどうこうというよりも、商業的に成功したことの意味のほうがはるかに大きい。
今更ですが「仮面ライダーカブト」を見終わったので、感想を。
全体を通しての感想は、ちょっと微妙。
面白い、と思うし、面白い、といわれる所以もよくわかる。
良かったところは……
とにかく、キャラがよく立っている(特に主役の天道)。全体の演技力も悪くない。
そして、時折挿入されるギャグは非常に面白い。
また主役の天道やひよりの作る料理、おばあちゃん語録は非常に魅力的。
(メモ。私の好きなおばあちゃん語録。
・病は飯から。「食べる」という字は「人が良くなる」と書く。
・悪魔の囁きは時として天使の声に聞こえる。
・子どもの願い事は未来の現実。それを夢と笑う大人はもはや人間ではない。)
しかし、
「大風呂敷を広げた末に最後が投げっぱなし」という白倉プロデューサーの欠点が現れてしまっている感が……
全体をさらっと触る程度に見るのだったら絶対面白いのだが、
深く理解していこうとすると、説明不足が多くて世界観や敵の設定が上手くつかめない。
結局のところ、この作品の長所も短所も全て、
主役・天道の性格設定(冷静沈着だが本気で自分が世界で一番偉いと思っている)
に起因していると思われる。
ヒーローらしからぬ性格は非常に魅力的だった。
しかし、その頭の良さから人より3つ先を読み、敵を倒すために他人に協力を仰ぐが、
ゴーイングマイウェイな性格ゆえ説明が足りず、
視聴者や2人目の主役である加賀美は目を白黒させながら
「まあ天道のやることだから、間違いはないんだろうなー」
と敵の正体や真意が表われるのを待つしかない。
しかし、終盤は子どもたちの大好きな戦闘シーンに集中してしまい、
なんだかもやもやしたものを残しながら一話終了、を繰り返してしまったような感じ。
語るに落ちる、でも困るのだが、
もう少し説明が欲しかった。
というか、もう少し天道ではなく加賀美の視点を取り入れるべきだったのだ。
視聴者は番組の大半を天道の目線で見なければいけないが、
ワームやネイティブ、ZECTへの理解度は加賀美と同程度なのだ。
また、終盤の展開が比較的駆け足になってしまったのは、
中盤の神代のギャグ話が長すぎたせいだろう。
「ラ・メーン」から始まるグルメ店競争は要らなかったし、包丁の話はどうでも良かった。
が。が!
私個人としては、この作品をひじょーーーに評価したい。
というのも第44話の天道の台詞
「お前はたまたまワームとして生まれてきた。それだけのことだ。俺はワームだから戦うんじゃない。人を殺め、小さな希望や夢さえも踏みにじる、そんなヤツらを倒すだけだ。お前がどんな悪いことをした?」
が、この作品を象徴する言葉だと思うから。
……つまり、BeではなくDoである。
これは神代の最期の選択に通じる。
「龍騎」の最後を締めた「この戦いに正義はない。そこにあるのは純粋な願いだけである」も名言だったが、
こちらも名言。
多少説明不足であろうと、キャラがぶっ飛んでいようと、
この姿勢で作られた作品である限り私は評価したい。
それに、「カブト」は「剣」・「響鬼」の失敗直後の作品だ。
「カブト」はライダー35周年記念作品であったが、
下手をすれば平成ライダーシリーズの〆を飾る作品になる可能性が高かっただろう。
筋がどうこうというよりも、商業的に成功したことの意味のほうがはるかに大きい。

